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文京区向丘にある郁文館中学校ってどんな学校?特徴や教育実践など

投稿日:2022/10/29by 
文京区向丘にある郁文館中学校ってどんな学校?特徴や教育実践など

東京都文京区向丘は、文京区の中でも住宅地が多い地域となっており、根津神社にみられる下町情緒や文京区のアカデミックな雰囲気が感じられるゆったりした地域です。今回は、そんな文京区向丘にある私立中学校の郁文館(いくぶんかん)中学校についてまとめてみました。

 

郁文館中学校の特徴

郁文館中学校は、文京区向丘2丁目にあるにある中高一貫教育を行う私立中学校です。郁文館は併設型中高一貫校となっているため、高校からの入学も可能です。現在(2022年10月現在)の郁文館中学校は、学校法人である郁文館夢学園を母体とし、系列校には、郁文館中学校、郁文館高等学校、郁文館グローバル高等学校があります。

郁文館の創立

郁文館は、近代日本の幕開けであった明治22年(1889年)に私立郁文館として現在の地である東京市本郷区駒込蓬莱町28番地に設立されました。初代校長は、哲学館(現在の東洋大)の創設者である井上円了とも親交のあった棚橋一郎です。

郁文館の名前は、孔子の「周監於二代、郁郁乎文哉(いくいくことしてぶんなるかな)」つまり、「周はそれ以前の二代(夏・殷)の王朝に比べて、実に美しくさかんな文化を成しとげている」という一節に由来し、非常に繁栄して華やかな様子を表しています。

棚橋一郎

棚橋一郎

現在の郁文館中学校

現在(2022年10月現在)の郁文館中学校を含む郁文館夢学園は、上場企業の経営者や国会議員の経験のある渡邉美樹が理事長と校長を務めています。そのため、郁文館夢学園の関連校では、学長の豊富な見解を教育に取り入れ、生徒の「夢」をキーワードに、現代の資本主義やグローバリズムに合わせた現代社会のリーダーとなる人物の育成に取り組んでいます。

 

郁文館中学校の住所・アクセス

次に、郁文館中学校の住所とアクセス方法について見ていきましょう。郁文館中学校の住所は、東京都文京区向丘2-19-1となっています。

郁文館中学校へのアクセス

郁文館へのアクセスは以下のようになります。

東京メトロ南北線「東大前駅」徒歩5分

東京メトロ千代田線「根津駅」「千駄木駅」徒歩10分

都営三田線「白山駅」徒歩10分

郁文館中学校の生徒の多くは東京23区内の30分〜1時間程度のエリアから通っていますが、近隣の都道府県から通っているかたも一定数いるようです。

 

郁文館中学校の教育目標

では、郁文館中学校の教育目標や目指す生徒像はどのようになっているのでしょうか。

夢を叶えるための3つの力の育成

郁文館中学校は、夢を叶えるために育む3つの力として「人間力」「学力」「グローバル力」の育成を取り上げています。

1つ目の「人間力」は、「自ら人間性を高めていく力」のことです。この力は、様々な経験の中で、自らが決まりを守ることを実践し、正しい生活習慣を身につけ、夢を持ち追いかけるなかで身につけていく力を指します。郁文館中学校では「合宿」「修学旅行」といった集団活動だけでなく、お金に関する教科として「お金科」を設け、自身で「お金」の管理をするための力の育成にも取り組んでいます。

2つ目の「学力」は、「応用力を獲得できる力」のことです。この力は、学ぶ意欲に溢れ、学習意欲が確立され、夢実現の推進力となる絶対的な知識とそれに基づく力を指します。

3つ目のグローバル力は、「未来を切り拓くことができる力」のことです。この力は、いつでも、どこでも、誰とでも対話を通じた合意形成を元に未来を創造し、異なるものと共生する力を指します。

アドミッションポリシー

郁文館中学校では、これらの力を身につけるために以下のような学生の募集・育成を目指しています。

・基本的な論理的思考力・表現力の豊かな生徒

・問題発見解決能力を持とうとする生徒

・社会現象・自然現象に好奇心を持てる生徒

・自ら考え、行動できる生徒

郁文館中学校では、入試のときにもこのような学生の資質を見られているので、小学生の時期から論理的な考え方や表現力を身につけておく必要がありそうですね。

 

郁文館中学校で行われている教育実践

では、どのような実践的な教育方法を郁文館中学校ではとっているのでしょうか。

各個人の学びのスタイルに合わせた4つのクラス

郁文館中学校では、「進学クラス」「特進クラス」「グローバルリーダー特進クラス」「iPクラス」に分け各個人の学びのスタイルに合わせたクラス分けを行っています。

「進学クラス」「特進クラス」「グローバルリーダー特進クラス」

進学クラスでは、夢の実現のために、他者に対する気配り、目配りができ、かつ何事にも決して怯まず立ち向かえる不屈の精神を持つ人材を育てます。

特進クラスでは、夢の実現のために、深く論理的に思考することができ、また、蓄えた知識を生きる知恵に変えてあらゆる困難を乗り越えられる人物を育成します。

グローバルリーダー特進クラスは、将来グローバルな舞台でリーダーシップを発揮し、壮大な夢を追いかけることのできる国際的な日本人を育てます。こちらのクラスは海外への短期留学のプランもあります。

この3クラスは、毎年進級時にクラス編成が行われます。

「iP class」

iP classのiPとは「Innovation(新創造)」と「Pioneer(開拓者)」からなます。名前の通りこのクラスでは、自ら新しいものを創造し、発展させながら継続する力を身につけた次世代のリーダーの育成を重視します。また、iP classでは、東証一部上場企業の経営者であり元政治家、社会貢献活動家でもある渡邉校長が担任として自身の経験・ノウハウを余すことなく伝え、世界人財としての思考・マインドを鍛え上げることを実践します。

ネイティブと触れ合う英語教育

郁文館中学校・高校は、本場の外国人とコミュニケーションを重視しており、インターネットを使ったネイティブ講師による座上留学や海外留学なども取り入れています。高校時には1人1校の1年間留学といった、本格的な海外留学も可能です。

 

郁文館中学校の受験情報

最後に郁文館中学校の2023年度の受験情報について見ていきたいと思います。

郁文館中学校の入試は大きく分けると「教科選択型入試」「適性検査型入試」「未来力入試」があります。郁文館中学校の過去の試験問題と解答は、ホームページから入手できます。

教科選択型入試

教科選択型入試は分類として、「総合入試」「国際生入試」「グローバルリーダー特進クラス選抜入試」「iP class選抜入試」の4種類があります。国際生入試を除く入試は、他の私立中学校の一般入試が行われる2月初めに行われるため併願の場合は確認が必要です。

総合入試

総合入試は、進学クラス、特進クラス、グローバル特進クラスを希望する受験生を対象としています。総合入試は、第1回〜第5回まで実施され、国語・算数・英語から2科目、国語・算数の2科目または国語・算数・理科・社会の4科目の試験科目となっています。この入試での募集定員はそれぞれ50名〜10名となっています。

国際生入試

国際生入試は、外国における在住期間が1年以上で、帰国後3年以内の受験生が対象となり、進学クラス、特進クラス、グローバルリーダー特進クラスのいずれかで合格となる入試です。入試科目は英語+面接(日本語)となります。入試は12月に行われます。

グローバルリーダー特進クラス選抜入試

グローバルリーダー特進クラス選抜入試は、グローバルリーダー特進クラスへの入学を希望する受験生を対象とした入試です。入試科目は英語+面接(日本語)となります。こちら試験は1度だけ行われ、募集人数は40名です。

iP class選抜入試

iP class選抜入試は、iP classへの入学を希望する受験生を対象とした入試です。入試科目は2科(国語・算数)となります。こちらの試験は2回実施され、募集定員はそれぞれ10名です。

適正検査型入試

適性検査型入試には「適性検査型入試」と「適正検査型iP class選抜入試」があります。

適性検査型入試

適性検査型入試は進学クラス、特進クラス、グローバルリーダー特進クラス、iP classいずれかに適性検査を経て合格となります。こちらの試験は適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの試験科目で2回実施されます。募集定員はそれぞれ10名です。

適正検査型iP class選抜入試

適性検査型iP class選抜入試は、iP classへの入学を希望する受検生を対象とした入試です。検査内容は適性検査と 国語型、算数型となります。こちらは1度だけ実施され募集定員は10名です。

未来力入試

未来力入試とは、従来型の試験では測ることができない「小学校時代の活動・経験」や「思考力・想像力・表現力」などを「プレゼンテーション・Q&A」などを通して評価する入試です。当日は「小学校時代に取り組んだ活動」や「将来の夢・目標」などを活動報告書にまとめた後、それを元に校長へのプレゼンテーションをします。試験は1度のみ実施され、若干名の募集定員となります。

 

郁文館中学校まとめ

いかがだったでしょうか。郁文館夢学園の掲げる「夢」というと抽象的で難しくなってしまいますが、目標を決めて日々の課題に取り組むと捉えるとより具体的になってきそうです。郁文館のような新しい学校の在り方は、現在の学校と社会との繋がりを考えてる上で重要になってくのかもしれませんね文京つーしんでは、皆様の役に立つ情報を配信しておりますので引き続きよろしくお願いします。

 

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