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文京区湯島にある「学問のみち」ってどんな道?

投稿日:2023/10/31by 
文京区湯島にある「学問のみち」ってどんな道?

文京区には、何気なく利用している道や坂に歴史や地域の特徴を示す名前が付いている場所が多くあります。そこで今回は、学問成就で有名な湯島天満宮から続く「学問のみち」についてまとめてみました。

 

学問のみちとは?

「学問のみち」とは、「学業成就」で有名な湯島天満宮(湯島天神)男坂から東京メトロやJRの「仲御徒町」駅までの約700メートルの一本道のことです。

受験シーズンに人気の湯島天満宮はJRの駅から少し遠いため、「学問のみち」を利用することで郊外の学生でも駅から迷わず来ることができるのは便利ですね。

以下の地図では、湯島3丁目の湯島天満宮から東に伸びている赤い線の場所になります。「学問のみち」は、上野御徒町の松坂屋とパルコの間の通りにもつながっています。

湯島にある学問のみち

また、この学問の道は「開運パンダ」がマスコットキャラクターとなっており、学問のみちでは所々でこのキャラクターを見ることができます。

 

「学問のみち」にはどのような施設や名所があるの?

では、「学問のみち」にはどのような施設や名所があるのでしょうか。以下では、「学問のみち」にある施設や名所を挙げていきます。

湯島天満宮

湯島天満宮は、458年に雄略天皇の勅令により創建されたとされる天満宮です。御神祭は天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)と学問の神様・菅原道真公です。そのため、一年を通して学業成就・合格祈願のお詣りをする多くの受験生で賑わいます。

男坂(湯島天満宮)

湯島天満宮の男坂は文京区民にも馴染み深い階段です。

江戸時代の「御府内備考」によると、湯島天満宮の参拝のための坂であったが、その後、本郷から上野広小路に抜ける通り道になったとされています。男坂は境内に繋がる38段の急な階段となっており、北側に位置する女坂は33段の緩やかな坂となっています。

湯島聖天

湯島聖天は、正式名称「柳井堂心城院」とされ、男女和合の歓喜仏を本尊とする神社です。

心城院は、本来湯島天満宮の神社を管理するための寺として元禄7年(1694年)に開基しました。明治の神仏分離で、湯島天満宮との本来の関係は断ちましたが、現在でも心城院は「聖天さん」として親しまれています。男女和合の歓喜仏を祀っているということで、江戸時代に花街として知られていた当時の湯島を残す場所としても知られています。

台東区黒門小学校

台東区黒門小学校は、東京都台東区上野1丁目にある区立小学校です。学校は昭和5年(1930)年に竣工され、建設当初からある地下の防空壕も現存するとされています。江戸時代には、この地域が寛永寺の敷地にあり、寛永寺の入口の総門が黒門と呼ばれていたことから黒門小学校と名付けられました。

松坂屋上野店

松坂屋は、伊勢国白子出身の太田利兵衛により宝永年間に創業された東海地方を主要エリアとする老舗百貨店です。本店は名古屋の栄にあり、関東では銀座松坂屋が2013年に閉店してからは上野店が関東唯一の店舗となっています。松坂屋は道路や連絡通路を挟んで上野フロンティアタワーとつながっており、上野の商業地の一角を担っています。

上野松坂屋

上野フロンティアタワー・PARCO ya 上野

上野フロンティアタワーは、建物地下1階から6階までは「PARCO_ya上野」、7階から10階は「TOHOシネマズ上野」、12階から22階までは賃貸オフィスとなっています。

PARUCO_ya上野は、株式会社パルコが運営する商業施設です。23区内では渋谷パルコの次にできた東東京のパルコの店舗となっており、「上野松坂屋」や「TOHOシネマズ上野」、「オフィス」との連携をすることで老若男女様々なかたが利用できる複合施設となっています。

PARUCO_ya上野

御徒町南口駅前広場(おかちまちパンダ広場)

御徒町南口駅前広場は御徒町駅の南口にある広場です。広場内には遊具などはないものの、パンダのオブジェがあったり御徒町南口商工会や松坂屋を中心として様々なイベントが開催されています。

パンダ公園

 

「学問のみち」を管理しているのはどこ?

では、この文京区と台東区にまたがる「学問のみち」はどのような組織が管理しているのでしょうか。

学問のみちは、文京区湯島3丁目に拠点のある「白梅商店会」と台東区上野3丁目にある「御徒町駅南口商店会」によって運営や管理がされています。

白梅商店会とは

白梅商店会は、昭和30年戦後の焼け野原となった東京の中で、上野広小路から湯島までの街を復興させるために集まった各商店が結成したのが始まりとなっています。昭和50年には団塊の世代を中心に青年の部を発足、湯島天満宮の責任役員などもされるなかで現在も様々な取り組みをしています。

また、白梅商店会は地域に根付いたイベントとして、受験シーズンには受験生応援のためのイベントやその他にも湯島天満宮の梅祭りや菊まつりなどに後援会として携わっています。

 

湯島にある「学問のみち」まとめ

いかがだったでしょうか。「学問のみち」は、どことなく江戸時代から明治時代ごろまでの雰囲気もあり、少し大人びた感じがする道ですが、商業ビルなどもあるので時代の流れを感じることのできる場所の一つかもしれませんね。文京つーしんでは皆様に役立つ情報を配信しておりますので引き続きよろしくお願いします。

 

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