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文京区本郷にある元町ウェルネスパークってどんな施設?

投稿日:2025/05/31by 
文京区本郷にある元町ウェルネスパークってどんな施設?

令和7年4月、文京区本郷1丁目に新たな複合施設「元町ウェルネスパーク」が開設されました。「ウェルネス」と聞くと健康に関する施設を思い浮かべるかもしれませんが、実際にはどのような施設なのでしょうか。今回は、この元町ウェルネスパークについて、その概要や特徴を詳しくご紹介します。

 

元町ウェルネスパークとは

元町ウェルネスパークは、旧元町小学校と元町公園との一体的活用事業として、旧元町小学校跡地に解説された公共機能と民間の複合施設です。そのため旧元町小学校の校舎の名残が見られる館内となっています。

元町ウェルネスパーク 館内

施設は、西館と東館に分かれており、中央にはサッカーコートサイズの園庭が広がっています。

 

西館について

令和7年5月現在、西館の1・2階には認可幼稚園や難病相談・支援センターなどが入っており、3・4階は順天堂大学の関連施設や企業のオフィスとして利用されています。
また、地下1階と2階には、順天堂スポートロジーセンターや体育館が設けられています。

西館と東館の中央にある園庭には認可幼稚園の遊具などが設置されており、平日は幼稚園の園児たちの遊び場として利用されています。
日曜日などにはこの園庭を地域住民に開放しており、その際はSNSなどでお知らせを行っています。

元町ウェルネスパーク 園庭

東館について

令和7年5月現在、東館の1階にはカフェ・レストランや育児支援ルームなどの施設があります。2階も育児に関連したスペースとなっており、子育て世代にとって利用しやすい構成です。

3階には、かつてこの地にあった元町小学校の歴史展示室のほか、コワーキングスペースや地域交流スペースが設けられています。

 

旧元町小学校について

元町小学校は、明治44年(1911年)に東京府の公立学校増設計画により、本郷区元町2丁目49・50・61番地(現在の本郷2丁目)に東京市立元町尋常小学校として創立が許可されました。翌年には、私立習性小学校と東京市真砂・湯島尋常小学校の児童919名が東京市立本町尋常小学校転校し、18学級で事業を開始しました。

その後、第二次世界大戦や東京オリンピックを経て、元町小学校は平成10年(1998年)3月31日に真砂小学校と統合され、閉校となりました。

元町小学校については、当施設の歴史展示室にて詳しく紹介されています。

元町ウェルネスパーク 歴史展示室

 

本郷元町とはどのようなエリア?

元町は、江戸時代には「本郷村」と呼ばれており、江戸初期には御弓同心の組屋敷が置かれていました。元禄4年(1691年)には、徳川家康の江戸入府に伴い三河から移住してきた供衆が、内神田の三河町からこの地に移り住んできました。

その後、元禄9年(1696年)に町屋が開かれ、この一帯の拝領地としては最も古い部類に入ることから、「元町」と名付けられました。現在では、文京区本郷1丁目の一部となっています。

 

元町ウェルネスパークの住所・アクセス

次に、元町ウェルネスパークの住所についてみてみましょう。

住所

元町ウェルネスパークの住所は東京都文京区本郷1−19です。

おおよその位置としては、神田川の近くにある順天堂大学や本郷給水所公苑の付近になります。

アクセス

元町ウェルネスパークのアクセスには以下のような方法があります。

JR中央・総武線 水道橋駅 徒歩5分

都営地下鉄(三田線) 水道橋駅 徒歩4分

JR中央・総武線 御茶ノ水駅 徒歩9分

東京メトロ(丸ノ内線)御茶ノ水駅 徒歩8分

東京メトロ(千代田線) 新御茶ノ水駅 徒歩11分

施設自体はそれほど大きくありませんが、イベント開催時には足を運んでみるのもおすすめです。普段は、順天堂大学や周辺施設を訪れた際に、気軽に立ち寄れるスポットとして親しまれています。

 

元町ウェルネスパークの由来・ロゴについて

元町ウェルネスパークの名前の由来はどのようなものなのでしょうか。

名前の由来

ウェルネスパークの名前の由来は、ホームページによると以下のように紹介されています。

「ウェルネス(輝くように生き生きとしている状態)とパーク(囲っている場所、広場)を組み合わせて、旧元町小学校と元町公園の一体的活用事業を表現しています。」

特に施設周辺には順天堂大学の施設も多くあるため、順天堂大学との繋がりが深い施設のようです。

ロゴについて

元町ウェルネスパーク ロゴ

元町ウェルネスパークのロゴは、特徴的な「コ」の字型となっています。旧元町小学校の歴史性を受け継ぐ特徴的な建物配置をロゴで表現されています。

用いられているフォントは、病院などで使われる優しい印象を与えるものですね。

施設のテーマ

元町ウェルネスパークのテーマは以下のようになります。

100年後の未来の子どもたちにつながる地域の拠点作り

幼稚園が中央にあることや、相談施設も多くあり、子どもの育成に焦点を当てた施設のようです。

コンセプト

当施設のコンセプトは以下のようになります。

公共と民間が協働で運営し、「100年後の未来の子どもたちにつながる地域の拠点づくり」をテーマに幅広い事業を行います。地域の新たな拠点として世代間交流の場になるとともに、災害時の避難所としても心強い存在に。さらに旧元町小学校の「コの字型」を継承する施設として、その歴史を後世に引き継ぐ役割も果たします。

 

どのような施設があるのか

元町ウェルネスパークには以下のような設備や機能があります。

カフェ・レストラン(by you 文京食堂)

東館一階にあるby you 文京食堂は、「医食同源」の考えを大切にしながら、心と体に寄り添う食堂です。
素材本来の力強い栄養価を活かし、誰もが親しみやすい”お袋の味”のエッセンスを取り入れ、毎日の食卓に、安心と楽しさをお届けしています。

元町ウェルネスパーク レストラン

コワーキングスペース

東館3階にあるコワーキングスペースは個人事業主やフリーランス、小規模法人など、あらゆる職種の人々が自由に活用できる空間となっています(有料)。

スポーツ施設

西館地下2階には、順天堂スポーツホール(体育館)があります。体育館としての貸し出しや、ソレイユサッカースクール・TUBCバスケットアカデミーなどが実施されています。

AIインキュベーションファーム

AIインキュベーションファーム(aif)は、人工知能 (AI)、 Internet of Medical Things (IoMT)、 デジタルヘルス等に関わる研究・開発・社会実装における産学官民連携の強化、さらに産業創出の好循環を誘発する次世代医療エコシステムを形成するための研究センターです。

歴史展示室

東館3階にある歴史展示室は、旧元町小学校が歩んできたこれまでのあゆみを振り返りながら、当時を偲ぶことが出来る展示等を行うとともにこれから先の100年も、震災復興小学校として果たしてきた役割を継承していくためのスペースとなっています。

元町ウェルネスパーク 歴史展示室

子育て支援/東京都難病相談・支援センター

東館2階にある子育て支援/東京都難病相談・支援センターは、順天堂病児・病後児ルーム「みつばち」・医療的ケア児支援ルームひまわり・東京都難病相談・支援センター・文京区元町育成室(学童保育)があります。

文京区立認定こども園元町幼稚園

西館1階は、認可幼稚園が入っています。認定こども園は、教育・保育を一体的に行う施設です。認定こども園元町幼稚園は、学校教育法に基づく幼稚園が保育機能を備えた幼稚園型認定こども園として、教育・保育を提供しています。

元町ウェルネスパーク 園庭

元町多目的室(西館1階)

元町多目的室は、文京区内に在住・在勤・在学の方および文京区内所在の会社・各種団体等が有料で利用できる部屋です(有料)。部屋面積は165㎡となっています。

地域交流スペース1・2(東館3階)

地域交流スペースは、フリースペースとなっており午前9時から午後8時まで利用できます。こちらも区内の地域活動団体であれば、予約をすれば2時間単位で利用することもできます。

元町ウェルネスパーク フリースペース

 

参画事業者

最後に、元町ウェルネスパークの運営や事業に参画している団体・企業をご紹介します。当施設には、以下の自治体・大学・企業が関わっています。

  • 文京区

  • 順天堂大学

  • 東京ユナイテッドFC

  • GLOBAL STEP ACADEMY

  • 株式会社エフステージ

  • 株式会社グリップセカンド

  • 株式会社セリオ

それぞれが持つ専門性や資源を活かし、地域に根ざした多様な取り組みを展開しています。

 

元町ウェルネスパークのまとめ

いかがでしたでしょうか。文京区の新しい施設「ウェルネスパーク」は、育児支援の機能に加え、文京区の歴史に触れられる魅力的なスポットです。機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。文京つーしんでは、皆さまのお役に立つ情報を日々お届けしています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

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