
東京メトロ千代田線・根津駅から歩いて5分。
都心の真ん中にいながら、幻想的な空間へと入り込める夏の“風の祭典”
━━━ 根津神社「かざぐるま祭り」
涼しさや懐かしさも感じられる、ちょっと特別な夏のひとときを体験してきました。
夏詣ってどんなお詣り?

「夏詣(なつもうで)」とは、上半期の無事を神さまに感謝し、
これから迎える下半期も健やかに過ごせますようにと願うお参りの習慣です。
根津神社では、2024年からその一環として「かざぐるま祭り」が開催されています。
幻想的な無数のかざぐるま

根津神社といえば、立派な社殿やつつじ苑、ずらりと並んだ朱の鳥居のある乙女稲荷神社も有名ですが、境内をぐるりと歩いていくと、もうひとつ、神社があります。
根津神社境内にある「駒込稲荷神社」です。

ここが今回のかざぐるま祭りのメイン会場。
入口には青と黄色のかざぐるまがずらりと並び、風に吹かれてくるくると回っています。
目でみて、耳で聞いて、そんな楽しめる演出に思わず心が踊りました…!
駒込稲荷神社の御祭神である級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長戸辺命(しなとべのみこと)が風の神であることにちなみ、この神社にかざぐるまを飾るそう。
「風が穢れを払い、物事がいい方に回りますように」との願いが込められているらしいですよ。
願掛けかざぐるまを体験

願掛けかざぐるま(1つ200円)
この期間、中でも注目なのがこの「願掛けかざぐるま」
なにやらお詣りの仕方が独特らしいです…!
もちろん私も挑戦してみることにしました。 お詣り方法が書いてある紙も頂けるので安心ですよ。
根津神社の授与所でかざぐるまを受け、境内の駒込稲荷神社へ移動します。

願掛けかざぐるまに3回息を吹きかけます。
一回目 穢れを祓います
二回目 新しい流れを起こします
三回目 願いを込めます
自分の息で風車をくるくると回すこのひとときが、なんとも懐かしい気持ちになり、心に残りました。
願いを込めた風車はそのまま社殿右横のかざぐるま奉納台にお納めしても、家に持ち帰ってもいいみたいです。

私はせっかくなので奉納台にお納めしました。
風が吹くたびにピンクや黄色など色とりどりの小さなかざくるまがクルクルと周り、
とても神秘的で可愛かったです。
お家に持って帰って風の当たるところに飾っても良さそうですね!
かざぐるま祭り限定の御朱印も楽しみのひとつ

かざぐるま祭り限定御朱印 初穂料1000円
なんとこれ、切り絵なんです…!
かざぐるま祭り期間中、数量限定でこちらのデザインの御朱印が頒布されています。とても涼しげで可愛らしいデザインで、思わず心がときめいてしまいます。
私は平日の午後に行ったのですが、授与所は結構賑わってました。数に限りがあるので、欲しい方は早めの時間に訪れるのをオススメしますよ!
※現在根津神社では御朱印の直書きは行っておらず、書置きのみの対応となっています。
また、今年は同じ期間中にJR東海の「夏詣スタンプラリー」も開催され、「根津神社×JR東海限定重ね切り絵御朱印」が頒布されるそう。こちらは事前申込が必要なので、欲しい方はJR東海のHPをチェックしてみてください!
視覚と聴覚で楽しむお祭り
根津神社の「かざぐるま祭り」は、静かで穏やかなお祭り。

風車がくるくると回る姿を見ていると、蒸し暑さも忘れて涼しい気持ちになれました。
冷房のきいた部屋もいいけど、夏の風ってやっぱり特別ですね…!自然の心地良さを感じました。
風に願いをこめて、ちょっとだけ懐かしくて涼しげで特別な時間を、
この夏にぜひ体験してみてください!
【開催情報】
場所:根津神社(東京都文京区根津1-28-9)
開催期間:7月1日~8月31日
開門時間:5:00~18:00(授与所受付9:30~17:30)
アクセス:東京メトロ千代田線「根津駅」「千駄木駅」より徒歩5分、南北線「東大前駅」より徒歩7分
※最新の開催情報は、根津神社公式HPをご確認ください。
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