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元銭湯のカフェで、ハニーレモンソーダと空想と。SENTOビル探訪・前編

投稿日:2025/08/16by 

根津の路地裏で出会った、レトロな銭湯ビル

根津の片町通り

東京・文京区根津。 

谷中や千駄木など、下町情緒が残る人気エリア「谷根千」のひとつ。 

そんな根津の静かな路地裏に、ちょっと不思議で懐かしいスポットがあります。 

 

それが、元・銭湯をリノベーションした複合施設  

 

SENTOビル」  

SENTOビル

読み方はそのまま、せんとうビル。 

 

白い外壁にそびえ立つ銭湯ならではの煙突。 

銭湯?ビル?どっちなの?と足を止めたくなる外観に、「なんだか面白そう」と思いますよね。 

 

銭湯の記憶を受け継ぐ「SENTOビル」とは? 

実はここ、かつて“宮の湯”という本物の銭湯だった建物。 

SENTOビル建物説明

昭和26年に開業し、長く地元の人たちに親しまれた宮の湯でしたが、 

2008年に老朽化や時代の移り変わりによる影響により惜しまれつつも廃業。 

 

しかしその後、宮の湯を愛するお客さんからの再開を望む声がたくさんあったのだそう。 

 

銭湯という形の再開とはいかなかったものの、長い間の苦悩を乗り越え、 

煙突やボイラー室は当時の形のまま、建物自体を残して、2020年に新たなかたちで再生。 

 

そうして誕生したのがこの「SENTOビル」なのです。 

SENTOビルMAP

いまでは、カフェやショップ、ギャラリーや古着屋が入る複合ビルに生まれ変わり、 

「記憶を引き継ぎながら、新しい役割を果たす場」として親しまれています。 

 

今回は、このSENTOビルの1Fに入っている「CAFE MIYANOYU」に行ってきました。 

宮の湯の名前を引き継いだ銭湯カフェ、どのような場所なのか、わくわくします。 

 

――銭湯×カフェの、新しい居場所 

「宮の湯カフェ」入口

SENTOビルの1階に位置する「宮の湯カフェ」は、 

その名の通り、かつて銭湯だった空間を利用したカフェ。 

青白のタイル、番台跡を使ったカウンター席など、銭湯の面影が随所に残ります。 

「宮の湯カフェ」室内

中はまさに、銭湯。 

窓から差し込む柔らかな陽の光が店内を包み込み、ゆったりとした時間が流れていました。 

 

思わず私も「おぉ…!」と心の中で感動。 

「宮の湯カフェ」店内

「ここでお湯に浸かっていた人たちがいたんだな」と思わず想像してしまうような、 

あたたかな空気感に包まれています。 

 

店内入口には宮の湯のグッズ、飲食スペースには銭湯の雑誌などもあり、 

銭湯好きな方にもおすすめの空間。 

 

こちらのカウンター席はコンセントもあります。 

「宮の湯カフェ」中二階席

屋根裏部屋のような中二階席。 

この狭い空間も活かした構造にもわくわくですね。 

「宮の湯カフェ」店内席

座風呂とかかれたスペースは落ち着きある空間。 

この席からはカフェスペースが一望できるため、より銭湯を感じられる空間なのではないでしょうか。 

 

皆さん行った際にはぜひ、色んな席を探索してみてくださいね! 

 

湯あがり気分で飲みたい一杯 

「宮の湯カフェ」メニュー

私が行った時のメニューはこんな感じ。 

自家焙煎によるエスプレッソや、有機栽培の抹茶など、こだわりのドリンクを飲むことができます。 

 

この他にもお子様用のドリンク、アルコール、フードはスタッフさんに聞けば出してもらえるそうですよ。 

「宮の湯カフェ」番号札

普通のカフェなら番号札や呼び出しベルが定番ですが、ここでは「下足札」。 

木札の質感と手触りに、どこか懐かしさと遊び心が漂います。 

「宮の湯カフェ」抹茶ハニーレモンソーダ

どのドリンクも魅力的で迷いましたが、私が注文したのは「抹茶ハニーレモンソーダ」 

(の、抹茶抜き。) 

 

抹茶が飲めない私…しかしどうしても飲みたくて迷っていて聞いたところ、快く抜いていただけました。有機栽培の抹茶なので皆さんはぜひそのままで飲んでみてください! 

抹茶ハニーレモンソーダ

透明なグラスにシュワシュワと立ちのぼる気泡、スライスされたレモンが浮かび、目で見ても楽しめます。 

 

1口飲めば、さわやかな酸味とほんのり甘いはちみつのコク、 

シュワッと弾ける炭酸が口の中に広がり、身体の内側からリフレッシュされる感じ。 

 

まさに「湯あがりの一杯」でした。 

宮の湯カフェ看板

なんと、宮の湯カフェさん、パンの持ち込みがokだそう。 

 

建物のお隣には「根津のパン」があり、美味しそうなパンがずらりと並んでました…! 

次はこちらでパンを買ってから行ってみたいです。 

 

宮の湯カフェで過ごす「特別なひととき」 

宮の湯カフェ 店内

訪れた日は平日の昼下がり。 

 

座風呂スペースでは子連れのファミリーがゆったりとくつろぎながらパンとドリンクを、 

カウンターではスーツを着た男性がノートパソコンを開いて集中している様子。 

 

訪れた人が色々な楽しみ方や過ごし方ができる、銭湯の面影を残したカフェ。 

とても心地よい空間でした。 

 

SENTOビルの他の魅力もチェック 

SENTOビルはカフェ以外にも、古着屋やギャラリーなど個性的なショップが集まっています。 

SENTOビルのショップ

有名なたわし店「亀の子束子」のお店も同じ1Fにあり、 

思わず足を止めたくなるような、レトロで温かみのある佇まい。 

 

後編ではこちらのお店を紹介したいと思います。 

 

過去と今が交差する、SENTOビルで過ごす特別な時間

宮の湯カフェの落ち着いた空間、季節を感じられるドリンク、

そして地域とつながる温かさが、この場所を特別なものにしています。

 

初めて訪れたのに、どこか懐かしく、帰りたくなくなる。そんな不思議な魅力を持つこの空間で、

ぜひあなたも“湯あがり”のようなひとときを味わってみてください。

 

【店舗情報】

店名:MATCHA & ESPRESSO MIYANO-YU

住所:東京都文京区根津2-19-8 SENTOビル 1C

営業時間:9:30~18:00(ラストオーダー17:30)

アクセス:東京メトロ千代田線・根津駅より徒歩5分

公式HP(https://www.miyanoyu.tokyo )

公式Instagram( https://www.instagram.com/miyano__yu?igsh=OHZwcTF4MmNtajcy )

最新情報は公式サイトをご確認ください。

 

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