文京区の本駒込は、六義園を中心とする一画が大和郷(やまとむら)と呼ばれ、古くは武家屋敷、近代では岩崎弥太郎らの旧三菱財閥の要人や歴代首相も居を構えたことのある地域となっています。今回は由緒ある高級住宅街としても名高い本駒込にある区立中学校である文京区立第九中学校についてまとめてみました。
文京区立第九中学校の特色
文京区立第九中学校は令和3年5月1日現在1クラスあたり約36人、学級数平均3クラス、全校生徒数229名の学校です。校内には特別支援学級もあります。
第九中学校は学校名を省略して「九中」や「文京九中」と呼ばれ、学校選択制度を除くと基本的には、昭和小学校・籠町小学校からの進学となっています。
文京区立第九中学校の創立
文京区立第九中学校は、学校教育法の施行された昭和22年(1947年)に昭和小学校の校舎の一部として開校しました。第九中学校の校舎の設立年月日は分かっていませんが、創立70年以上の歴史ある学校となっています。
文京区立第九中学校の住所・アクセス
第九中学校の文京区内の住所は、東京都文京区本駒込3丁目28−9です。詳しい地図は以下のようになります。
アクセス
【電車の場合】
JR山手線「駒込駅」徒歩15分
東京メトロ南北線「本駒込駅」徒歩8分
【バスの場合】
都営バス「駒込富士前」バス停徒歩2分
第九中学校の正門は、本郷通りから少し入った場所にあるため、「文京九中入口」の交差点を目標にするとわかりやすいかと思います。
第九中学校学区
第九中学校は、区立中学校のため文京区内で学区が定められています。第九中学校の学区は昭和小学校・籠町小学校を合わせた学区に近いので以下のような地区が学区となります。
一方で、文京区は「学校選択制度」という制度を採用しているため文京区内から学区外への入学も可能です。
文京区の「指定校」と「学校選択制度」
では、文京区で行われている「学校選択制度」とはどのようなものなのでしょうか。
本来、入学すべき区立中学校は 生徒の住所地によって決められています。 その住所地の範囲のことを 「通学区域」 といい、 通学区域内にある学校のことを 「指定校」といいます。「学校選択制度」とは、指定校以外の学校も希望することができるしくみのことです。
文京区では、区内に住所のある区立中学校に入学する新一年生を対象に主体的に学校を選ぶことのできる「学校選択制度」を平成15年度の入学から実施しています。文京区は学校選択制度により学校の活性化と特色づくり、保護者と学校との協働意識、地域との結びつきやより広域的なコミュニティの形成などがこれまで以上に図られ、生徒一人ひとりが、より一層充実した中学校生活を送ることができるようになるものとしています。
文京区の区立中学校は、中学校ごとに受入れ可能人数を設定しており、第九中学校は105人を受け入れ可能人数としています。文京区は、国立・私立中学校への入学希望者が多いため事前に正確な人数は把握できないのですが、人気の学校は区立学校であっても希望調査提出者数が受け入れ可能人数を超える場合もあります。
具体的な内容は、文京区ホームページ(https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/kyoiku/gakko/juniorhighschool/sentakusei.html)をご確認ください。
第九中学校の文京区の学区に該当する住所
第九中学校の文京区の学区に該当する住所は以下になります。
本駒込1丁目3番2〜9,22、10と21の一部、4番、8番17〜25と26の一部、9〜19番、20番8,9、21〜28番、本駒込2丁目全て、本駒込3丁目10番1一部、2〜8号、11,12番全て、13番9〜13号、14番1〜3,14と13号の一部、19〜40番全て、41番1〜4と5号一部、本駒込4丁目1〜3番、12〜16番、26〜37番、44〜49番、本駒込5丁目全て、本駒込6丁目全て
第九中学校の学区の目安
第九中学校の学区の目安は、北側が駒込駅や台東区との境界、東側が不忍通りや駒込病院、南側は吉祥寺や洞泉寺、駒込南児童館、西側は白山通りとなります。
本駒込の大半は第九中学校の学区と言えそうですね。
第九中学校の近隣について
第九中学校の学区内には、神社や公園が多いのが特徴です。
第九中学校の正門前の通りには駒込神明宮と呼ばれ駒込の総鎮守として信仰を集めた駒込天祖神社があります。また、本郷通りを北に向かうと都立庭園・特別名勝として有名な六義園もあります。
学区内の住宅情報
第九中学校の学区内は、本郷通り沿いや不忍通り沿いには比較的中層階のマンションや警察署、博物館などの公共施設がみられます。一方で、大通りから中に入ると、住宅街となっており一軒家の住宅が多くあります。この辺りの家庭は子どもがいるご家庭が多いため、車を所有しているご家庭も多くみられ、家族向けマンションにも駐車場がついていたりします。
文京区立第九中学校の教育目標
第九中学校の教育目標は以下のようになります。
自ら考え正しく判断して実践する人間性豊かな生徒の育成
目指す学校像
教育目標を達成するための学校増は以下のようになります。
・自分で考え道をきりひらく人を育てる
・責任を重んじ思いやりの深い人を育てる
・心身を鍛えたくましく生き抜く人を育てる
児童の自主性や責任感といった一人ひとりの逞しさを重視しているようですね。
学校の教育目標を達成するための基本方針
第九中学校では、学校の基本方針を達成するための基本方針として以下の6つを挙げています。
①確かな学力の定着、②豊かな人間性の育成、③健康の増進と体力の向上、④保幼小中の連帯・接続、⑤特別支援教育及び適応指導の充実、⑥地域との連携推進
第九中学校の教育実践
第九中学校では以下のような教育実践を行なっています。
検定学習会
第九中学校では、漢字検定・英語検定・数学検定のための「検定学習会」を年間26回実施しています。
これらの検定では、英語検定では中学生ながら準一級の取得や数学検定でも準2級の数学検定の取得など多数の実績を残しています。
九中学習相談室
また、第九中学校では、放課後に現役の東大生を講師として招いて指導が行われる九中学習相談室も開かれています。
文京区立第九中学校のまとめ
いかがだったでしょうか。文京区本駒込周辺は文京区内でも少し落ち着いたエリアなので育児や教育に向いている地域と言えそうですね。また、地域内には主要な大通りが通っているため主要都市へのアクセスもしやすいのも魅力の一つです。文京つーしんでは、皆様の役に立つ情報を配信しておりますので引き続きよろしくお願いします。
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