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文京区本郷にある東京都水道歴史館ってどんなところ?文京区と上水道

投稿日:2022/04/16by 
文京区本郷にある東京都水道歴史博物館ってどんなところ?

文京区は、江戸時代から上水道が完備されており地名にも水道という場所があるなど歴史的に水道と関係の深い地域となっています。そこで今回は、文京区本郷にある東京都水道歴史館についてまとめてみました。

 

東京都水道歴史館について

東京都水道歴史館は、東京都水道局が運営するPR館の一つとなっています。1984年に西新宿に東京都水道記念館が開館し、こちらが1995年に文京区の東京都水道局本郷庁舎内に移転し新たに開設されました。

文京区は江戸の上水道の起源がある地域とされており、関口芭蕉庵をはじめ現在でもその名残のあるスポットが残されています。

江戸時代の神田上水(小石川上水)について

江戸時代初の上水道と伝わる小石川上水は、徳川家康が1590年に江戸に入府した頃に作られた上水道です。江戸は徳川家康が入府した頃は、現在の日比谷までが海となっており井戸を掘っても地下水には塩分が多く、飲み水としては利用できませんでした。そこで家康は、城や町の整備と共に飲料水確保のために小石川目白台付近の流れを利用し、神田方面へと通じる小石川上水を開設したとされています。

その後小石川上水は、3代将軍徳川家光の時代に現在の吉祥寺にある井の頭池や杉並区にある善福寺池、妙正寺池を水源として拡張され神田上水となりました。神田上水は、俳諧師になる前の松尾芭蕉も関わったことでも有名ですね。

 

東京都水道歴史館の住所・アクセス

次に、東京都水道歴史館の住所についてみていきましょう。東京都水道歴史館の住所は、東京都文京区本郷2-7-1となっています。水道歴史館の裏手には文京区本郷給水公苑があります。

アクセス

東京都水道歴史館へのアクセスは以下のようになります。

【電車の場合】

JR 中央線・総武線「御茶ノ水駅」「水道橋駅」徒歩8分

東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩8分

東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」「本郷三丁目駅」徒歩8分

都営大江戸線「本郷三丁目駅」徒歩8分

都営三田線「水道橋駅」徒歩8分

【バスの場合】

都営バス 茶51(駒込駅南口-秋葉原駅前)「順天堂病院前」徒歩3分

都営バス 東43(江北駅前-東京駅丸の内北口)「順天堂病院前」徒歩3分

文京区コミュニティバス「B-ぐる」(本郷・湯島ルート)「順天堂病院前」徒歩3分

 

東京都水道歴史館の入場料・開館日など

では、東京都水道歴史館の利用方法などについてみていきましょう。

入場料

東京都水道歴史館は、東京都水道局のPR施設のため入場料は無料となっています。

また、館内は音声案内用のヘッドホンの貸し出しも行われており、こちらも無料で借りることができます。館内の展示には江戸や明治の古い資料や模型があり、一見するとどのようなものなのかわからないものもあるので、時間がある方は音声案内ガイドを利用していただくことで理解が深まるかと思います。

開館時間・休館日

東京都水道歴史博物館の開館時間は、9:30〜17:00迄となり、入館は16:30迄となっています。

休館日は、毎月第4月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日)と年末年始(12月28日〜1月4日)です。各種イベントが開催されている場合もありますので、気になるかたは施設ホームページをご確認ください。

 

東京都水道歴史館の施設について

東京都水道歴史館の施設は、1階が受付・ラウンジと近現代の水道の展示、2階が江戸上水の展示、3階がライブラリー・レクチャーホールとなっています。施設内はエレベーターなどのバリアフリーの設備も整っているため、車椅子での利用も可能です。

東京都水道歴史館の展示について

東京都水道歴史館の展示は、1階と2階がメインの展示となっており、2階の江戸上水に関する展示からみていくと江戸から明治、現代にかけての東京の水道の歴史を辿ることができます。

以下では、東京都水道歴史館のそれぞれのフロアについて紹介します。

歴史館1階

歴史館の1階は、受付・ラウンジと明治期以降の水道に関する展示があります。1階の受付では、音声ガイドの貸し出しも行っており、こちらで借りることができます。ラウンジには、東京都のフリーペーパーや情報誌なども置いてあるため身近な話題についての情報収集もできそうです。

1階奥の明治以降の水道に関する展示では、震災や戦争などの困難をの乗り越え、規模・水質共に世界有数のレベルに達した東京都の水道の歴史を実物大模型や映像をもとに紹介しています。

東京都水道博物館1階図

東京都水道博物館1階図

歴史館2階

歴史館の2階では江戸時代の水道菅である木樋(もくひ)や上水井戸、古文書などをもとに当時の上水道に関する展示がされています。こちらでは、当時の配管状況や配管の仕組み、水道料金や制度などの豊富な資料から江戸時代の人々がどのように水道を利用していたのかについて詳しく知ることができます。

木樋

木樋

また、神田上水をはじめ玉川上水、亀有上水といった上水路の拡大の様子が人形劇やパネル、QRコードを利用してわかりやすく説明されているので、江戸の繁栄と併せてみていくとおもしろいかもしれません。

東京都水道博物館2階図

東京都水道博物館2階図

歴史館3階

歴史館の3階には、ライブラリーがあり、江戸時代から現代までの水に関する図書や映像の資料が置いてあります。こちらの一部の資料は貸し出しもおこなっているため、調べ物や子どもの自由研究にも利用できそうですね。

東京都水道博物館3階図

東京都水道博物館3階図

 

東京水道歴史館まとめ

いかがだったでしょうか。東京都水道歴史館には、江戸時代から続く上水道の歴史的資料が豊富にあるので資料館を利用して上水路や水道の歴史を調べてみると、文京区の水道の歴史をより身近に感じることができそうですね。文京つーしんでは皆様の役に立つ情報を配信しておりますので引き続きよろしくお願いします。

 

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◼︎ 詳細情報

東京水道歴史館について

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