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文京区にある淑徳SC中等部ってどんな中学校?特徴や教育内容について

投稿日:2022/06/04by 
文京区にある淑徳SC中等部ってどんな中学校

文京区は都内でも多くの学生が私立中学校へ入学することで有名で、文京区内にも特色のある中学校が多くあります。そのような私立中学校の一つには、徳川家の女方の菩提寺である伝通院にゆかりのある淑徳SC(しゅくとくエスシー)中等部があります。今回は、伝通院に隣接するこの淑徳SC中等部についてどのような中学校なのかまとめてみました。

 

淑徳SC中等部とは

淑徳SC中等部は、明治25年(1892年に)創立され、現在は建学130年を迎えた私立の女子中学校です。現在の校舎は2008年に建てられ、比較的新しい校舎となっています。独自の取り組みとしては、仏教に起源をもつ学校であるため、総合の時間には仏教授業の取り組みがされています。

また、部活動ではバレー部が全国大会の常連校としても知られており、クラスの中にもバレー部の人の割合が多いようです。

淑徳SCの名前の由来

淑徳SCの「淑徳(しゅくとく)」は、「淑(しと)やかな女性の美徳」の意味があり、「SC」とは「Successful Career」の略となっており、女性として「より良く生きる」ための教育を指しています。

校祖「輪島聞声(わじまもんしょう)」について

淑徳SCの母体である淑徳女学校の創設者である輪島聞声は、嘉永5年(1852年)北海道松前郡の出身であり、明治時代に活躍したの尼僧、仏教者、教育者です。

彼女は、女性の自立の基礎は「静淑の徳」という深い知性と情緒に富んだ人間性が備わった高潔な人格にあるとして、その育成の大切さを繰り返し説かれました。

輪島聞声

輪島聞声

開校当時は、淑徳婦人会を結成し、毎月例会を開いて各界の名士の講演を聞くなどの活動を積極的に行っていたために、夏目漱石の「吾輩は猫である」の中にも「淑徳婦人会」の名前で登場するほど有名な人物であったようです。

 

淑徳SC中等部の文京区の住所・アクセス

次に、淑徳SC中等部の住所を見ていきましょう。

淑徳SC中等部の住所は東京都文京区小石川3-14-3となっています。伝通院の正門から右手に見えるのが淑徳SC中等部の校舎となっています

アクセス

【電車の場合】

東京メトロ丸ノ内線・南北線 「後楽園駅」徒歩約10分
都営地下鉄三田線「春日駅」約10分

【バスの場合】

都営バス(都02)錦糸町駅~大塚駅線「傳通院前」徒歩約1分

初めての方は、伝通院を目指して春日通りを用いるのが一番わかりやすいと思います。

 

淑徳SC中等部の校訓・育む力

淑徳SC中等部の学校運営についてはどのようになっているのでしょうか。

淑徳SC中等部の校訓

淑徳SC中等部の校訓は輪島聞声の掲げた「進み行く世に後れるな、有為な人間になれ」という教えを受け継いでいます。

こちらの校訓の内容は、今の時代にも通じており、明治期の当初から時代の流れを見通していた校訓と言えそうですね。

淑徳SC中等部で育む力「多様な社会で求められる力」

校訓をもとに淑徳SCが育みたい力として挙げているものには「多様な社会で求められる力」があります。

淑徳SC中等部では、多様な社会で「生きる力」に関わる「価値観」「思考力」「ビジョン創出力」「分析能力」「問題解決能力」「コミュニケーション力」「表現力」の7つの能力の向上を掲げており、生徒たちは、授業、学校行事をはじめ、あらゆる場面においてこれらを身に着け高めていきます。

 

淑徳SC中等部の教育実践

では、淑徳SC中等部ではどのような教育実践が行われているのでしょうか。

サイエンス&ICT教育

淑徳SCでは、身近なことから論理的思考を習得する「問題解決のプロセス」を重視しています。淑徳SCの理科の授業では、楽しみながら論理的思考力を身につけるために様々な実験で実際に触れながら理科を学んでいきます。また、レポート作成では、考察力や表現力を磨くことを重視しています。

中高一貫コースGSCコースの設置

中高一貫コースでは、Global Successful Career Course(GSC)を設置し、生徒の英語力は「英語はできて当たり前」を実現することを目標に、淑徳SCだけの指導法と独自の教材で英語4技能(聞く、話す、読む、書く)の向上を目指しています。「表現する英語(発音・英語音の理解)」、「使える英語(会話・ライティング・ディベートなど)」、「わかる英語(単語・文法・慣用表現)」を効果的に用い、実際の社会生活と関わらせながら英語を学びます。

こちらの中高一貫コースでは、目標としては高校在学中に全員英検2級の取得が挙げられています。

ESD(Education for Sustainable Development)

SDGsにをベースとするESD(Education for Sustainable Develop)は、「持続可能な開発のための教育」と訳され、SDGsの「持続可能な社会の作り手を育む教育」を指します。淑徳SCではこのESDの「持続可能な開発のための教育」の8つの目標のうち「環境教育」にフォーカスした活動を行っています。

実際的な活動では、田植えや、甘酒づくり、地元自治体での販売などを新潟県の食糧農業大学と連帯をしながら行い、食と農業と経済の「循環環境教育」に関する教育を取り入れています。

 

淑徳SC中等部入学試験について

最後に、淑徳SC中等部の入試情報について見ていきましょう。

2022年度(令和4年度)入学試験は、一般入試と特別入試が2月1日から3日にありました。

募集人数は、一般入試の募集は20名、特別入試20名の計40名となっています。

試験内容は、一般入試では、適性検査もしくは国語・算数・理科・社会から2科目選択と面接のいずれかになります。特別入試では、作文と面接となります。特別入試では小学校時の大会やコンクールなどの実績を加味する特別活動応援プログラムがあり、奨学金の対象となる場合もあります。

一般入試(国語・算数・理科・社会、面接)と特別入試は1回の受験料で2回まで受験ができました。

入試の過去問題について

淑徳SC中等部の一般試験(適正試験と学科)の問題は、淑徳SC中等部・高等部のホームページ(https://ssc1892.ed.jp/)上で見ることができます。

 

淑徳SC中等部まとめ

いかがだったでしょうか。全体的に見ると淑徳SC中等部の方針では、普通学校の座学中心の学びというよりは、より実際的・体感的な教育方針を取り入れているため、子どもの特性に合わせて選ぶことが必要になってきそうですね。文京つーしんでは皆様の役に立つ情報を配信しておりますので引き続きよろしくお願いします。

 

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