文京区茗荷谷駅周辺は多くの学校が隣接しており、小学校から大学まで多くの学生が集まる地域となっています。今回は、そんな茗荷谷駅周辺にある私立中学校の貞静学園中学校についてまとめてみました。
貞静学園中学校について
貞静学園中学校のはじまりは昭和5年に学祖である高橋マキが、「貞静学園」として創設したことにあります。貞静学園中学校は、昭和22年3月の教育基本法と学校教育法が公布されると同時に開校しました。その後、貞静学園中学校は平成22年に男女共学となり、平成16年には新しい校舎が竣工しました。現在の貞静学園中学校では一学年20名程度の規模となっています。
現在の貞静学園には、貞静幼稚園、貞静学園高等学校、貞静学園短期大学といった併設校があり、いずれも文京区の貞静学園中学校の近隣に位置しています。
貞静学園高等学校について
貞静学園は、貞静学園高等学校からの入学も受け入れています。貞静学園高校では2022年現在、特別進学コース、総合進学コース、幼児教育・保育系進学コースの3コースのいずれかを選ぶことができます。
貞静学園中学校の文京区内の住所・アクセス
次に、貞静学園中学校の文京区の住所をみていきましょう。貞静学園中学校の住所は、東京都文京区大塚1-2-10となっています。
アクセス
【電車の場合】
東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩1分
東京メトロ有楽町線「護国寺駅」徒歩10分
【バスの場合】
都営バス都02系統または都02乙系統「茗荷谷駅前」下車 徒歩1分
貞静学園中学校は、東京都内だけでなく埼玉や千葉から通学する学生もいます。
貞静学園中学校の教育目標と人間教育、建学の精神
では、貞静学園中学校はどのような学校運営をされているのでしょうか。まずは教育目標からみていきましょう。
貞静学園中学校の教育目標
貞静学園中学校の教育目標は、以下のようになります。
教育の中心を『和』とし、礼儀正しく互いに敬愛し、次代を担う自主的で誠実な社会に役立つ人材の育成
この教育目標をもとに、貞静学園中学校では独自のTEISEIの「人間教育」を採用しています。
貞静学園中学校のTEISEIの「人間教育」
貞静学園中学校ではTEISEIの「人間教育」は以下のようなものがあります。
豊かな心を育む「礼法の時間」
貞静学園は、創始者高橋マキから受け継がれるこころの教育として「礼法の時間」では、「茶道」「華道」を通じて日本の伝統的な文化や作法、マナーを身につけています。
ボランティア活動の推進
貞静学園中学校は、全校生徒が青少年赤十字に加盟することで、積極的にボランティア活動に参加しています。
TEISEIの朝のあいさつ
朝の挨拶では、登校時に校門から学校に向かって一礼します。あらゆる感謝の想いを込めた一礼から貞静学園の朝がはじまります。
貞静学園中学校の建学の精神
貞静学園中学校は、建学の精神として「至誠・和敬・慈愛」の3つを掲げています。
「至誠」とは、すべてに誠心誠意尽くすことを意味します。
「和敬」とは、心穏やかに人を敬うことを意味します。
「慈愛」とは、人やものを慈しみ愛することを意味します。
貞静学園中学校では、これらの精神を受け継ぎ、学校生活の中で育んでいくことで、これからの時代にあった礼儀作法と品格を兼ね揃えた「社会に役立つ人材の育成」を行っています。
貞静学園中学校で行われている教育実践
では、貞静学園中学校ではどのような教育実践が行われているのでしょうか。
国際教育
貞静学園中学校では、国際社会の理解と言語の習得に力を入れています。そのため、英語のネイティブの教員がホームルームに入り、スピーチや質問を行うなどをして英語でのコミュニケーション能力の向上をはかります。また、総合学習では「国際理解」「環境」「人権」といったテーマについて取り組み、生徒がテーマを主体的に調べ、まとめたものを文化祭で発表しています。
その他にも、課外活動としては、東京都青海にあるTOKYO GLOBAL GATEWAYでの英語研修を年間複数回行うなど英語の体験型のプログラムもあります。
ICT教育
貞静学園中学校では、ICT(Information and Communication Technology)を次世代の学習ツールと捉え、2019年度から校内にWi-Fiを完備し、全生徒、教員が1台のタブレットを利用できる環境を整備しています。このようなタブレットやスタディアプリケーションを積極的に活用していることを評価され、貞静学園中学校は2018年度に「スタディアプリ活用先進校」に選出されています。
貞静学園中学校の入学試験
最後に貞静学園中学校の入学試験をみていきたいと思います。
貞静学園中学校の入学試験は例年2月初めに行われます。2023年の入試では、試験は第1回から第5回までの5回行われます。
一般試験は各回に2科入試と1科入試と2回のみ行われる適性検査型試験があります。その他に個性発見型入試が2回あります。
一般試験の2科・1科目は国語・算数・英語から選択し、その後受験生に対しての面接があります。募集人数は2科目試験と1科目試験を合わせた人数を募集しており、第1回男女計15名、第2回男女計10名、第3回男女計5名、第4回と5回は若干名となっています。
適性検査型試験は、都立中高一貫校の受験者を想定する内容となっています。こちらの試験からの入学者は、特別奨学金制度が適応されることが多く、最大で年間費用が全額免除などを受けることができます。適性検査型試験の募集人数は、第1回男女計10名、第2回男女計若干名となっています。
個性発見型入試は、プレゼンテーションの発表と質疑応答を行います。出願前には貞静学園中学校の教職員による事前相談が必要となります。個性発見型入試の募集人数は、第1回と第2回男女計5名ずつとなります。
貞静学園中学校まとめ
いかがだったでしょうか。貞静学園中学校の近隣は、大学や教育施設も多くあり、茗荷谷駅も近いので安心して通学できる立地となっています。貞静学園中学校が気になる方は、学校説明会もよく行われているので参加してみてはいかがでしょうか。文京つーしんでは皆様の役に立つ情報を配信しておりますので引き続きよろしくお願いします。
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