西方土地株式会社PR
ログイン ログアウト
  • 国立中学校

お茶の水女子大学附属中学校ってどんな中学校?文京区の国立中学校

投稿日:2022/11/26by 
お茶の水女子大学附属中学校ってどんな中学校?文京区の国立中学校

文京区には区立、私立中学校だけでなく国立大学もあります。国立大学附属の中学校は、様々な点で私立や区立中学校と異なっているため、あまり馴染みのない方も多いかもしれません。そこで今回は、大塚にあるお茶の水女子大学附属中学校についてまとめてみました。(お茶の水附属小学校についてはこちら

 

お茶の水女子大学附属中学校とは?特徴や創立について

初めに、お茶の水女子大学附属中学校の特徴からみていきましょう。

お茶の水女子大学附属中学校では、自らの学校の特徴・性格は「中等普通教育を行うほか、中学校教育の理論及び実際に関する実践的研究と学生の教育実習を行う学校」であるとしています。お茶の水女子大学附属中学校では、国立校として、大学と附属学校園が緊密に連携する「オールお茶の水」体制のもと、未来の中学校の教育のあり方を研究することにも重点を置いており、文部科学省の研究開発学校の指定も頻繁に受けています。

お茶の水女子大学附属中学校の教育の柱の一つには、科学的・論理的思考力の育成を取り入れています。これは、自然現象について「なぜ」という問いをたて、理由や仕組みを考え、証明することを指し、複数の仮説を立て見えないところで起こっていることを多面的に想像し、わかっている事実と照らし合わせて、検証しながら考えていくことで合理的な結論を導くことのできる力のことです。

お茶の水女子大学附属中学校では、このような思考の道筋を社会的な課題の解決に活用していくことで、困難な課題と立ち向かい解決策を導いていくことのできる人材の育成を行なっています。

創立について

お茶の水女子大学附属中学校は、明治8年(1875年)に「御茶ノ水」に設立された、東京女子師範学校を祖としています。明治15年(1882年)には、東京女子師範学校附属高等女学校が創設され現在の中学校の前身となりました。

その後、学制改革のあった昭和22年(1947年)に東京女子高等師範学校附属高等女学校から分離し、東京女子校等師範学校附属中学校として男女共学の中学校として発足、昭和27年にお茶の水女子大学文教育学部附属中学校に改編、昭和55年(1980年)に現在の「お茶の水女子大学附属中学校」となりました。

お茶の水女子大学附属中学校の男女比について

お茶の水女子大学附属中学校は、お茶の水女子大学の附属校であるため女子校と思われがちですが、お茶の水女子大学の附属校は幼稚園から中学校までは、男女共学となっています。一方で、やはり女性のほうが学生数は多く、男女比は1対2となるため、生徒のうちの3分の2が女子学生となっています。

 

お茶の水女子大学附属中学校の住所・アクセス

次に、お茶の水女子大学附属中学校の住所やアクセスについてみていきましょう。お茶の水女子大学附属中学校の住所は、東京都文京区大塚2-1-1です。

お茶の水女子大学附属中学校へのアクセス

お茶の水女子大学附属中学校へのアクセスは以下のようになります。

【電車の場合】 

東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩7分

東京メトロ有楽町線「護国寺駅」 徒歩13 分

【バス】

都バス「大塚2丁目」徒歩1分

お茶の水女子大学附属中学校へは、多くの学生が都内から通学していますが、埼玉県・千葉県・神奈川県から通学している学生もいます。東京23区外や他の県から通学する場合には、約1時間で通学可能な地域として通学区域があらかじめ指定されています。こちらの通学区域は、お茶の水女子大学附属中学校に在学中であっても指定地域外へ住居が移った場合は在学できなくなるため注意が必要です。

 

お茶の水女子大学附属中学校の学校運営

続いて、お茶の水女子大学附属中学校の学校運営についてみていきましょう。

教育目標・3つの教育の柱

お茶の水女子大学附属中学校の教育目標は、「自主自立の精神をもち、広い視野に立って行動する生徒を育成する」となっています。

また、この教育目標に対して以下の3つの教育の柱を掲げています。

・「あたたかく深い人間力」の育成

・「グローバルな視座」の育成

・「科学的・論理的思考力」の育成

前述しましたが、「科学的・論理的思考力」の育成は「リケジョ・プロジェクト」「自主研究」といった実践からも近年重視されていることがわかります。

お茶の水女子大学附属中学校の強み

お茶の水女子大学附属中学校では、学校の強みとして、以下のようなものを挙げています。

・多種多様な力、可能性を有する個性的な生徒たち

・きめ細やかで、一人ひとりを大切にする学習・生活指導に優れた魅力的な教師集団

・大学や他の附属校園との連携、外部の専門機関とのつながり

・保護者、同窓会や教育後援会等の人的、財政的支援

 

お茶の水女子大学附属中学校で行われている教育実践

では、お茶の水女子大学附属中学校はどのような教育を行なっているのでしょうか。

リケジョ・プロジェクト

リケジョ・プロジェクトは、お茶の水女子大学の附属学校である利点を活かした多数の取り組みの一つです。お茶の水女子大学附属中学校では、お茶の水女子大学の理系女性育成啓発研究所やサイエンス&エデュケーション研究所、附属校と連携しながら、新しい教育プログラムを実践に取り入れています。

自主研究

お茶の水女子大学附属中学校では、昭和 53(1978)年から「自主研究」の時間(お茶の水タイム)を設けています。

これは、自分の興味・関心にもとづく課題を設定し、自分なりに方法を考え、試行錯誤して追究して、その成果を工夫して発表する、主体的な研究活動の時間となっています。

1年生では自分の興味・関心を見つけ、探究の方法について学びます。2年生は、自分で設定した課題について、同じジャンルのテーマを持つ先輩や顧問の先生のアドバイスを受けながら課題を追究し、ポスターを作って発表をします。3年生では2年生からの研究を完成させ、その成果を大学講堂での発表会や生徒祭で発表し、研究集録にまとめます。お茶の水女子大学附属中学校では、このような活動を通し、課題を追究する力、学習意欲、論理的思考力の育成をめざしています。

 

お茶の水女子大学附属中学校の入学試験について

最後に令和5年(2023年)度の入学試験についてみていきたいと思います。

お茶の水女子大学附属中学校の入学検定には、一般学級と帰国生徒教育学級の二種類があります。

出願について

お茶の水女子大学附属中学校の一般学級の入学願書の出願は、12月後半から1月中旬までとなっています。願書はレターパックプラスでの郵送のみの受付となり、直接持参した場合などは受付されませんので、ご注意ください。帰国生徒教育学級への出願は、12月初めから1月初旬までがWeb上での出願登録期間になります。帰国生徒教育学級への出願は、その後1月中旬までにレターパックプラスを使った郵送での書類の提出が必要となります。

入学試験について

お茶の水女子大学附属中学校の一般学級と帰国生脅威k学級への入学試験の実施日は2月の初めです。この時期は、他の国立中学校や、私立中学校の受験日もこの頃なので併願の場合は試験日の確認が必要です。

一般学級の試験内容は、2021年度から検査Ⅰ、検査Ⅱ、検査Ⅲの3種類の検査となっており、「国語」の知識・技能である情報活用能力・言語運用能力、「算数」の知識・技能である数理的思考力、「理科」「社会」の知識・技能である自然科学や社会科学からの視点や社会的科学的思考・判断・表現等の力や教科の枠を超えた思考・判断・表現等の力の検査内容となっています。また、これらの検査に加えて、小学校が作成した報告書と共に総合的に判断し、合格者が決定されます。

一般学級試験の募集人数は、男子約25名、女子約35名です。入学後は内部進学生との混合クラスになり、中学2年生からは帰国生も混合のクラスとなっていきます。

帰国生徒教育学級の入学検定の内容は、検定には筆答と面接があります。検定は特別指導の必要性を調べるもので学力テストではありません。面接は、受験者と保護者双方に行われます。

帰国生徒教育学級の募集人数は、第1学年が男女合わせて15名、第2学年が男女各若干名となっています。定員に満たない場合は、7月に9月転入学・編入学者の検定が行われるようです。

 

 

お茶の水女子大学附属中学校まとめ

いかがだったでしょうか。お茶の水女子大学附属中学校は、教師陣が教科書を執筆できる水準の教師がいるため、授業の水準は高いようです。男子学生の場合は、高校に入学する場合は外部学校を受験しなくてはいけない点が少し悩むところですが、由緒ある中学校でもあるので機会があれば入学を検討されてもよいのではないでしょうか。文京つーしんでは、皆様の役に立つ情報を配信しておりますので引き続きよろしくお願いします。

 

  • twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア

コメントを残す

TOP

Copyright 文京つーしん,All Rights Reserved