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筑波大学附属中学校ってどんな学校?文京区の国立中学校の特徴や入試情報

投稿日:2022/12/10by 
筑波大学附属中学校ってどんな学校?文京区の国立中学校の特徴や入試情報など

文京区には、区立・私立・都立以外にも国立の中学校があり、それぞれの学校が特色ある中学校となっています。特に国立校は教育実験校としての機能もあるため、一般にはそれぞれの学校がどのような特色を持つ学校なのか知られていないといった側面もあります。そこで、今回はそんな国立中学校の中でも文京区大塚にある筑波大学附属中学校をまとめてみました。(筑波大学附属小学校はこちら

 

筑波大学附属中学校の特徴

筑波大学附属中学校は、以下の筑波大学の3つの拠点構想に沿って活動しています。

1つ目の拠点構想は、「先導的な拠点構想」です。先駆的な拠点構想として筑波大学附属中学校では、日本の教育をリードする研究と実践の推進を目指し、先進的で革新的な教育実践のために教師は創意工夫あふれる教育活動を行なっています。2つ目の拠点構想は、「教師の教育拠点構想」です。教師の教育拠点構想として筑波大学附属中学校の教師は日々の指導力の研鑽に励むと共に、教員研修や公開講座を行っています。3つ目の拠点構想は「国際教育の拠点構想」です。国際教育の拠点構想として筑波大学附属中学校では、グローバル化した現代社会及び未来を切り開いていくために、国際交流や短期留学などによって国際感覚を身につけた学生の育成を行なっています。

他の筑波大学附属校の関係

筑波大学附属校は、小中高とあり、互いに連携していますが、それぞれの学校は校長も異なっており小学校と中高では敷地も異なっています。

筑波大学附属中学校・高校

また、筑波大学附属中学校は、私立の中高一貫校とは目指すものが異なります。筑波大学附属中学校の使命は、中学校の教育課程の研究であり、全国にある中学校の理想的な教育課程づくりとなっています。そのため、私立中学校のような先取り学習は行わず、深い学びや対話的な学びを重視します。

筑波大学附属中学校の歴史

筑波大学附属中学校は、明治5年(1872年)に神田にある昌平坂学問所跡に創立された師範学校(後の高等師範学校)に端を発し、明治21年(1888年)に高等師範学校に設置された尋常中学校がその始まりとされています。昭和15年(1940年)には、現在の文京区大塚の場所に新校舎が移転し、昭和22年(1947年)の学生改革により東京高等師範学校附属中学校、昭和24年(1949年)に東京教育大学附属中学校、昭和53年(1978年)に筑波大学附属中学校と改称されました。

現在は、筑波大学附属小学校からの入学者約125名と附属小学校以外からの入学者約80名からなる1学年205名、3学年合計615名の学校となっています。

 

筑波大学附属中学校の住所・アクセス

次に、筑波大学附属中学校の住所とアクセスについてみていきましょう。筑波大学附属中学校の住所は、東京都文京区大塚1-9-1となります。周辺には、文京区立音羽中学校や御茶ノ水女子大学附属校といった教育機関があります。

アクセス

筑波大学附属中学校へのアクセスは、以下のようになります。

東京メトロ 丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩10分

東京メトロ有楽町線「護国寺駅」徒歩8分

筑波大学附属中学校へは、多くの学生が都内から通学していますが、埼玉県・千葉県・神奈川県から通学している学生もいます。東京23区外や他の県から通学する場合には、通学区域があらかじめ指定されており、筑波大学附属中学校に在学中であっても指定地域外へ住居が移った場合は在学できなくなるため注意が必要です。

 

筑波大学附属中学校の校訓と教育目標

では、筑波大学附属中学校の学校運営についてはどのようになっているのでしょうか。

筑波大学附属中学校の校訓

筑波大学附属中学校の校訓は「強く、正しく、朗らかに」です。

こちらの校訓は、高等師範学校時代に馬上孝太郎校長(在職1931年〜41年)が唱え、現在でも筑波大学附属中学校の原点として受け継がれています。

筑波大学附属中学校の教育目標

筑波大学附属中学校の教育目標は、以下のようになります。

「調和的な心身の発達と確かな知性の育成、ならびに豊かな個性の伸長を図るとともに、民主的社会の一員として人生を主体的に開拓し、すすんでは、人類社会の進展に寄与することができる人間を育成する。」

これらの目標をもとに筑波大学附属中学校では、教育課程を「教科領域」と「活動領域」に分けています。教科領域は、人類が創造し、継承、発展させてきた文化を系統的に学習する教科学習と、文化を活動的・総合的・実践的に学習する総合的学習から構成されています。活動領域は、活動や実践を通して人格の形成をめざす領域で、ホームルーム活動と実践的活動から構成されています。

 

筑波大学附属中学校で行われている教育実践

では、筑波大学附属中学校で行われている教育実践についてみていきたいと思います。

教師によって異なる教育方法

筑波大学附属中学校の教師は、全国の中学校に対して授業提案ができる実力のある教師が在籍しています。さらに教育実験校である国立校の利点を活かし、授業では学習指導要領を超えた実験的な教育や意欲的な内容を扱うことも多くあります。

HRH(ホームルームアワー)

筑波大学附属中学校では、「特別活動」と「道徳」を併せた「HRH(ホームルームアワー)」と呼ばれる学級自治会や学年自治会を行うための時間が2時間続きで設けられています。HRHでは、他校の学生や筑波大学附属の特別支援学級との交流、海外の留学生などの交流を通じて社会の意味を考えたり、社会で生きていくことの意味、共に生活していくことの大切さを実感しながら自分自身を高めていく機会となります。

 

筑波大学附属中学校の入試情報

最後に筑波大学附属中学校の令和5年度の入試情報についてみていきましょう(日程は他年度との見間違いを防ぐためおおよその日程となっています)。

筑波大学附属中学校では、2021年に入試改革が行われました。以前は実技4教科を含む8教科の学力検査でしたが、2021年からは、実技系の試験が外されました。

筑波大学附属中学校の出願について

令和5年度の筑波大学附属中学校の出願期間は、令和5年の1月上旬から中旬になっています。提出書類は、簡易書留での郵送となっており、中学校の入試係に直接持参しても受け付けていません。

筑波大学附属中学校の入試について

筑波大学附属中学校の入試は、令和5年2月上旬に行われます。この時期は私立や他の国立中学校の試験日と重なってくるため、併願の場合はあらかじめ日程の確認が必要です。

試験の合否の判定は、学力検査の得点と報告書(内申点)の得点・内容を総合的に判断して判定されます。

学力検査の科目は国語(40分)、算数(40分)、社会・理科(2科目併せて40分)の4科目となっています。報告書(内申点)の点数は、小学校6年生の12月末の9教科の学習の評定となっており、国語・算数・社会・理科が各3点ずつ、音楽・図画工作・家庭・体育・外国語が各3点を2倍した計42点満点となっています。

筑波大附属中学校では、合格者の男女比を保つために合否の基準が男女で異なる場合があります。

筑波大学附属高校への内部進学について

筑波大学附属高校への内部進学は、内部入試を受験し約8割の学生が附属高校に進学しています。合否の判定は、中学校での成績(内申点)と当日の試験の結果を踏まえて総合的に判断されます。内部入試は、例年1月上旬ごろに行われています。

 

筑波大学附属中学校まとめ

いかがだったでしょうか。筑波大学附属中学校は由緒ある国立大学ということもあり、先生方一人一人の教育に関する知識も豊富で、授業の水準も高いためを深い学びができる学校と言えそうです。そのため、受験を希望する際には、国立という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれませんね。文京つーしんでは、皆様の役に立つ情報を配信しておりますので、引き続きよろしくお願いします。

 

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