
文京区千駄木は歴史ある地域として知られており、学校をはじめ公園や商店街などが利用しやすい場所にあるため、老若男女問わず人気のエリアとなっています。千駄木内には区立小学校としては珍しく「千駄木小学校」と「汐見小学校」の2つの文京区立小学校があります。そこで今回は、千駄木にある文京区立汐見小学校がどのような小学校なのかについてまとめてみました。
文京区にある区立汐見小学校はどんな小学校?
汐見小学校は、昭和2年(1927年)に東京市汐見尋常高等小学校として開校しました。平成29年(2017年)には開校90周年の記念式典が行われています。
汐見小学校の現在の生徒数は、令和2年に全校生徒389名の1学年おおよそ2クラスの小学校となっています。特別支援学級もあります。
汐見小学校内には「子育てひろば汐見」があり、就学前の乳幼児と保護者が他の親子との情報交換や交流を図ることができます。また、汐見小学校の北側は文京区立第八中学校と隣接しているため、比較的長い期間でご近所関係や友達関係を築くことができそうですね。

左:子育てひろば汐見 右:第八中学校
区立汐見小学校の場所は文京区のどこにあるの?住所や最寄駅・停留所
汐見小学校の住所は、東京都文京区千駄木2丁目19-23となっています。
汐見小学校への行き方は不忍通りの「汐見小前」の交差点から行くのが一番わかりやすいです。大通りから汐見小学校までの道は道幅が狭いため、徒歩や自転車などで行くことをおすすめします。

汐見小前交差点
初めは道が入り組んでいるためわかりづらいですが、慣れてくると根津神社や日本医科大学付属病院のある「根津裏門坂」や北側の「団子坂」から行くこともできます。
汐見小学校最寄駅、バス停留所など
汐見小学校の最寄駅、バス停留所は以下のようになっています。
【電車の場合】
東京メトロ千代田線「千駄木駅」徒歩5分
東京メトロ南北線「東大前駅」徒歩13分
東京メトロ南北線「本駒込駅」徒歩15分
JR山手線、京浜東北線、常磐線「日暮里駅」徒歩15分
【バスの場合】
Bーぐる(文京区)千駄木・駒込ルート・都営バス「千駄木二丁目」徒歩4分
都営バス「団子坂下」徒歩4分
Bーぐる(文京区)千駄木・駒込ルート・東西めぐりん「千駄木駅」4分
団子坂から行くこともできますが、初めは正門への道順がわかりづらいかもしれません。
汐見小学校の文京区内の学区はどのあたり?
区立汐見小学校は、区立小学校のため以下のように学区が決められています。

汐見小学校のおおよその番地は、向丘2丁目、千駄木1丁目、千駄木2丁目、千駄木3丁目、千駄木5丁目となっています。
学区の北東側は「団子坂」や谷中銀座手前の「夜店通り」が目標となります。南側は根津神社北門や日本医科大学付属病院のある「根津裏門坂」が学区の境界となります。西側は日本医科大学西側の道路が目標となります。
汐見小学校の近隣の状況
汐見小学校の近隣や西側は住宅街となっており、一軒家の家が多くみられます。道路が狭く入り組んでいるため自動車の交通量はあまりありません。学校西側の汐見坂には、森鴎外記念館もあります。

左:汐見坂 右:森鴎外記念館
汐見小学校の東側方面は、不忍通り沿いに「千駄木二丁目商店街」や谷中銀座手前の「夜店通り商店街」に施設やお店が多くみられ徒歩や自転車だけでなく車の交通量も多くなっています。
南側は「根津裏門坂」沿いに日本医科大学や根津神社などがあり、車や人通りも多くみられます。
汐見小学校の運営について。教育目標・目標とする児童像
汐見小学校教育目標
汐見小学校の教育目標は以下のようになっています。
「明日に向かって、しなやかに、おおらかに、みがき合って、かがやく汐見の子を育てる。」
「しなやかに」「おおらかに」「みがき合って」の頭文字が「し」「お」「み」になっていますね。
目標とする児童像
汐見小学校が目標とする児童像としては、汐見小学校の頭文字「し」「お」「み」をとって以下のようになっています。
(し)心身ともにたくましい子 (お) 思いやりの心をもつ子 (み) 自ら学び、高めあう子
汐見小学校の具体的な教育実践について
では、汐見小学校の具体的な取り組みを見てみましょう。
地域に根ざした特色ある教育「地域が学校」「地域が先生」
汐見小学校では、文京区千駄木の地域の利点を取り入れて地域のかたや、大学の先生を招いて特色ある授業が「特別授業」として多く行われています。
東京大学や日比谷花壇などと、ひまわりを育てる「ひまわりプロジェクト」、茶道・華道体験、子ども・夢・アート・アカデミーなどその専門家に教わり体験できる授業が開催されています。さまざまな体験ができる特別授業は保護者の方からも好評となっています。
ユニバーサルデザインの視点に立った支援活動
汐見小学校では、特別支援教育においてユニバーサルデザインの視点に立った様々な工夫を図るとしています。
教育におけるユニバーサルデザインとは?
「ユニバーサルデザインの考えを授業に取り入れる」とは、「個別的な調整または特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲で、すべての子どもがよく分かる授業をつくること」となっています。担任が個々の児童のニーズに合わせて「特別な配慮」を行うことのため「個を見る視点」を重視することが特徴です。
千駄木という地域の利点を活かすという点では、学校の特徴を強めるよりも地域との協力や支援といった考え方が重要になってくるのかもしれませんね。
文京区立汐見小学校まとめ
いかがだったでしょうか。千駄木は大きな公園や商店街、東京大学などもあり、学校も近くにあるため子育てに利用しやすい施設が多そうです。小学校をはじめ千駄木にはまだまだ知らない魅力が隠されていそうですね。文京つーしんでは皆様の役に立つ情報を配信しておりますのでよろしくお願いします。
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