東京都文京区は19の地域に分かれており、地域ごとにそれぞれの特徴があります。文京区白山は小石川植物園や白山神社など有名なスポットのある地域となっており、文京区在住のかたは一度は訪れたことのあるエリアではないでしょうか。そこで今回は、こちらの文京区白山エリアについてまとめてみました。
文京区白山とは?
白山は、東京都文京区の地域の一つで文京区の中でも中央に位置しています。白山は、白山通りを境に西側が白山台地の高台になっており、高級住宅街に数えられることもあります。
文京区白山と白山神社の歴史
文京区白山は、白山神社に由来する町名となっています。
白山神社は加賀国の白山比咩神社から勧請を受け、初めは現在の本郷一丁目に創建されました。元和(1615年〜1624年)には、二代将軍であった徳川秀忠の命で巣鴨原(現在の小石川植物園)に移ります。その後、当時の白山神社のあった地に上州館林藩の藩主であった綱吉の屋敷が作られることとなったため、神社は現在の白山五丁目に遷座しました。
白山地区の総面積や人口
令和6年1月現在の白山の総面積は0.983㎢となっています。文京区内で白山は、本郷や本駒込、大塚の次に広い地域です。また、白山の人口は18,889人となっており、文京区の15%の人が住んでいます。
文京区白山の住所について
文京区白山の地域は白山一丁目から五丁目からなります。
白山一丁目
白山一丁目は、文京区の西片や向丘に隣接する地域です。北側は、富坂警察署 白山交番手前の道が二丁目や五丁目との分岐点になってなります。
都営大江戸線白山駅前が比較的お店が立ち並んでおり、全体的にマンションなどもみられます。
白山二丁目
白山二丁目は小石川植物園南側のエリアとなります。このエリアは、白山台地による御殿坂を中心とした坂道があるため全体的に傾斜がある場所が多くなります。
また、地域内には東洋大学京北中学高等学校をはじめ、指ヶ谷小学校や各種保育園などの公共施設も多くあります。
白山三丁目
白山三丁目は小石川植物園とその西側のエリアです。西側は小石川五丁目となっており、千川通り沿いに個人商店や印刷会社がみられます。
千川通り(国道436号線)は、戦前に千川上水、八端川から小石川の流路を埋め立て整備された通りになります。また、このエリアは白山四丁目と併せて、白山神社の鎮座地であったため白山御殿跡と呼ばれていました。
白山四丁目
白山四丁目は白山台地の高台に該当し、白山御殿町として知られるエリアです。
現在では、高級住宅街とも呼ばれ戸建ての家が多くみられます。地域内には神社や専門学校などもあります。
白山五丁目
白山五丁目は白山通りの東側のエリアです。東洋大学や白山神社をはじめ京華学園の学校もあります。このエリアは白山内でも公共施設や商店などが密集している地域になるため、学生が登下校する時間帯は混雑することが多くあります。
白山の住みやすさや気になる点
次に白山エリアの住みやすさや気になる点についてみてきましょう。
住みやすさについて
文京区白山の地理はエリアによって高台や大通り沿い、学校の近くなど住む場所によって住みやすさは大きく変わってきます。
全体的に見ると学校や幼稚園のような施設が多く、広い植物園もあるため、小さなお子様や学生のいるご家庭に向いています。
気になる点
白山エリアで気になる点は、駅前を除き大きめのスーパーがあまりないことです。そのため、エリアによっては食料品等の配達関連のサービスを利用されている方もいます。
また、坂道や学生の多いエリアがあるため、徒歩や自転車などの利用で少し危ないと感じる場面もあります。
白山内の区立の学校
白山は文京区の中心に位置しているため、白山が学区となっている学校は多くあります。
白山が学区の小学校
白山が学区の区立小学校は以下の小学校となります。
柳町小学校、指ヶ谷小学校、林町小学校、明化小学校、窪町小学校、誠之小学校、籠町小学校
小学校の学区や特徴につきましては、それぞれのリンクから詳細をご確認ください。
白山が学区の中学校
白山が学区の区立中学校は以下の中学校となります。
中学校の学区や特徴につきましては、それぞれのリンクから詳細を確認ください。
白山にある施設について
最後に白山にある施設についてみていきましょう。
小石川植物園
小石川植物園は、正式名称が「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」となっており、東京大学の教育実習施設の1つです。一般にも公開されており、日本で最も古い植物園であるだけでなく、世界でも有数の歴史を持つ植物園を満喫することができます。園内には長い歴史を物語る数多くの由緒ある植物や遺構が今も残されており、国の史跡および名勝に指定されています。
小石川植物園に関する記事はこちらからご確認ください。
白山神社
白山神社は、文京区白山5丁目にある神社です。白山神社の創開は古く、天暦年間(947年〜957年)に加賀一宮白山神社を現在の本郷一丁目の地に勧請したと伝えられています。 後に元和年間(1615~1624)に2代将軍秀忠の命で、現在の小石川植物園内に移りましたが、その後五代将軍職につく前の館林候綱吉の屋敷の造営のために明暦元年(1655)現在地に移されました。文京区五大はなまつりの「あじさい祭り」でも有名です。
文京区白山エリアまとめ
いかがだったでしょうか。文京区白山は歴史ある土地であるとともに、現在でも高級住宅街や学校や神社の多いエリアだということがわかりますね。白山を訪れた際には白山神社の歴史を思い返して、現代までにどのような変遷があったのかなどそれぞれのエリアについて調べてみるのも面白そうですね。文京つーしんでは皆様の役立つ情報を配信しておりますので引き続きよろしくお願いします。
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